【草履の歩き方】鼻緒とかかと・左右を意識した2通りの履き方

正しい草履の履き方を知って、今まで以上に素敵に履きこなしませんか。こちらでは、2通りの履き方をはじめ、鼻緒ずれや鼻緒に偏ったクセがつくのを防ぐ方法について解説します。草履の正しい歩き方や履き方を知っておきましょう。

草履の履き方は2通りある!


おしゃれな草履

草履はかかとを少し出して履くものです。そのため、草履から小指とかかとが出るのが基本です。1~3cm程度出るのがちょうどよいとされています。草履には2通りの履き方があります。

 

◆粋な履き方

鼻緒の前緒を指の間まで深く入れず、爪先でひっかけるようにしてかかとを草履から多めに出して履きます。

 

◆上品な履き方

鼻緒の前緒を指の間に深くまで入れて、かかとから草履が出ないように履くと上品な雰囲気になります。

 

同じ草履でも、少し履き方や歩き方を変えるだけで雰囲気が大きく変わります。草履を購入するときは、少し歩いてかかとが痛くないかどうか確認することが大切です。足のかかとよりも草履の縁が出る場合、サイズが大きいということになります。

 


鼻緒を意識すれば足が痛くならない


草履を履いていて足が痛くなった経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。足が痛くなる理由は「鼻緒ずれ」です。鼻緒が固い・きつい状態で草履を履き続けると、足の指がこすれて鼻緒ずれを起こしてしまいます。

 

また、鼻緒が指の間に食い込み過ぎていることも原因として考えられます。「前坪」と呼ばれる縦にすげている部分が、足の指の間に食い込み摩擦が発生します。その結果、指の間を擦られている状態が続いてしまうのです。快適に草履を履くなら、前坪に食い込まないように気をつけましょう。前坪と指の間は少し離すことを心がけるだけで、鼻緒ずれを防ぐことができます。意識していると少しずつ正しい履き方・歩き方がわかってくるでしょう。

 

大きさが合っていれば脱げることはありません。脱げてしまうのであれば、足に対して草履が大きすぎる可能性があります。もう少し小さいサイズの草履を履いてみることをおすすめします。

かかとがはみ出るのが正解!?昔ながらの履き方


〇のサインを持つ着物の女性

指の間と鼻緒に余裕を持たせた履き方をすると、草履からかかとがはみ出てしまいます。

余裕を持たせなくても、草履を履いているとかかとがはみ出ていることは珍しくありません。「大きさが合っていないのか?」と疑問に思うかもしれませんが、草履からかかとがはみ出てしまうのは昔ながらの正しい履き方です。1cm程度はみ出てもまったく問題はありません。

 

底が高い草履であれば、2~3cm近くはみ出ていても大丈夫です。ただし底が低い草履の場合、はみ出しすぎると肌が地面に触れてしまう可能性があり、見た目にもあまり美しくありません。底が低いペタンコの草履は1cm程度、かかとがはみ出している状態が理想的です。


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左右を入れ替えて履くと草履が長持ち


草履の歩き方や履き方によって、鼻緒が外側・内側に偏ったままクセがつくことがあります。偏った状態の草履を履き続けると、肌と鼻緒の間の摩擦力が大きくなるので鼻緒ずれを起こしてしまいます。クセは元の形状には簡単には戻りません。クセがつかないように工夫をすることが必要です。

 

前坪の位置が横幅に対して中央になっていれば、左右を入れ替えて履いてもあまり違和感がありません。左右の草履を入れ替えて履くことで、鼻緒が特定の方向に偏るクセを防げます。草履の底の減りが片方に偏るのを防ぐ効果もあるので、ぜひ試してみてください。


草履の歩き方・履き方を押さえて素敵に履きこなす!


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