七島イ350年の歴史と伝統を残すために!!

当社は、明治時代から続く七島イ・青表問屋で七島イに関しての長い歴史と経験を持っております。

現在では七島イの生産量も時代とともに衰退し、生産農家も減少しております。当社では少しでも七島イの歴史と伝統を残すために

日々努力しております。七島イ草履の生産も、そんな処から始まりました。

国東半島の特産品、地域活性化になるように地域一丸となって再生に取り組んでおります。


昔懐かしい七島イ作業風景

大分県国東半島特産「七島イ」とは・・・

全国唯一の生産地

七島イ生産風景
七島イ生産風景

屋久島と奄美大島の間に点在なトカラ列島で自生する「七島イ」と呼ばれるカヤツリ草科の植物で大分県内には西暦1663年、府内藩(大分市)の商人が竹筒に入れて持ち帰ったのが始まりといわれています。

その後、年数を経て全国に広がり、1960年頃までは県下で20,000戸程栽培していましたが、現在では5~6戸くらいに激減しております。

普通の畳表に比べて耐久性、特に火気に強く、また刈り取り後の泥染めもせず、草を二本に分割し乾燥させただけのさらりとした感触が喜ばれています。しかし、草の形が三角形のため製織の自動化が困難で、現在でも江戸時代の足踏みが機械動力に変わっただけの熟練を要する手織り作業を行っており一日に3~4枚しか織れず、後継者の育成が急務となっております。

参考資料七島イの歴史七島イができるまで・・・(七島イ振興会HPより)

:特徴:

①草の断面が三角形になっており、分割して乾燥します。

②イ草のように泥染めを行いませんので、アトピーや喘息でお困りの方にも好評です。

③火の気にも強く、たばこなどの火にも強いことで飲食店などで大変好評です。

④耐久性に優れ、畳表としても20~30年は大丈夫です。

 

七島イの新たな取り組み・・・

「和の空間」に新たな感性 複雑形状のデザイン畳

畳といったら長方形――。そんな常識を打ち破る斬新な商品が登場した。

畳床は宮城県産の稲わら、畳表には大分県の国東半島で生産される「七島イ(しっとうい)」がコラボし、高級志向の新しい畳ができました。「本物の畳の魅力を伝えるため、形だけでなく最高級の天然素材にこだわった」と草新舎の高橋寿社長。ノイズアーキテクツは顧客が部屋に合わせて畳のデザインを自由に選べるネット用の注文アプリを開発し、新たなデザイン畳の魅力を世界に向けて発信する。

日本経済新聞 電子版より

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